私は見た…気がつかないうちに部下を潰した上司たち
5回連続で、部下を次々と潰す上司を具体的な事例をもとに紹介する。いずれも、私が信用金庫に勤務していた頃や退職後に籍を置く税理士事務所で見聞きした、小売業や外食、サービス企業の事例である。私はかねがね、上司がいじめやパワハラをした自覚がないままに、部下を失意の退職や精神疾患などに追い詰めることが多いと考えている。本人は、「指導」や「育成」をしていると信じ込んでいる疑いがあるから、事態は深刻になる。その解決策を各回の後半で具体的に記した。管理職の皆さんは、自己や同僚の振る舞いを省みるきっかけにしてほしい。
著者:神南文弥 (じんなん ぶんや)
1970年、神奈川県川崎市生まれ。都内の信用金庫に20年近く勤務。支店の副店長や本部の課長を歴任。会社員としての将来に見切りをつけ、退職後、税理士事務所に職員として勤務。現在、税理士になるべく勉強中。様々な会社の人事・労務の問題点を整理し、書籍などにすることを希望している。