PB開発が多店舗化の要となる理由

桜井 多恵子(チェーンストア経営システムコンサルタント)
Pocket

商品開発の教科書_banner_2

異フォーマットの方が手強い競争相手に

 オーバーストアが原因の本格的な競争の中では、フォーマットごとに優良企業による寡占化が進行し、同一フォーマットの企業数が減少する。そのため同業他社よりも、同じように寡占化に成功した異フォーマットの優良企業の方が手強い競争相手となる。

 そこで、異次元の競争の武器として、自社ブランド開発商品は欠かせない。フォーマットの優位性を主張するためだ。

 同時に、全商品部門の用途、購買頻度、価格帯などの品揃えの条件となる「商品レベルを統一」すべきである。お客1回の来店で、全主通路を歩き、多くの商品部門から商品を購入してもらうためである。そうでなければフォーマットの存在意義がないのである。

 ところが現状は商品部門ごとに品揃えの構成条件が違いすぎる。つまり

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン+会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン+を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン+会員の方はログインしてから閲覧ください。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態