森永製菓、「お菓子の力で笑顔とコミュニケーションを」テーマに 体験型の価値やシーンの創造を提案
新食感提案の「ハイチュウ」溶けない訴求の「ベイク」
2つ目のテーマが「変化への対応」。コロナ禍で生活環境が変化し、キャンディが苦戦していることから同社では「ハイチュウ」ブランドを強化。噛むことはストレス低減にもつながることから、食感に焦点を当て、今年の2月に「うまイチュウ」を発売。独特なカリじゅわ食感が楽しめる商品となっている。また同時に、「ぷにしゃりハイチュウアソート」を新発売。おなじみのハイチュウにぷにぷに食感のグミを入れた商品で、グミの食感だけでなく、中心部分はシャリシャリとした食感が楽しめる新感覚の商品だ。2品とも計画を上回る出荷!
また、2層構造の焼菓子「ベイク」は、手で触っても溶けない、という特徴を生かして子育て世代に訴求。パッケージには「手で溶けず安心」というイラストでわかりやすく伝える。また、手で触ることに敏感な今だからこそ、シェアするのに便利で衛生的な面も兼ね備えた個包装パックを採用した。
3つ目のテーマが「新しいシーンの創造」。身近なおやつの定番「森永ラムネ」は、これまで堅調に推移してきたが、近年仕事や勉強にも相性がよいと注目を集め売上が以前の2.5倍に拡大している。またぶどう糖を90%配合しているラムネを摂取することで、認知機能の一部である「ワーキングメモリー」と「持続的注意力」機能が改善することが確認されている。同社ではこうしたエビデンスを基に情報発信を行い、「森永ラムネ」の新たなシーンの拡大を図る。
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