森永製菓、「お菓子の力で笑顔とコミュニケーションを」テーマに 体験型の価値やシーンの創造を提案
新食感提案の「ハイチュウ」溶けない訴求の「ベイク」
2つ目のテーマが「変化への対応」。コロナ禍で生活環境が変化し、キャンディが苦戦していることから同社では「ハイチュウ」ブランドを強化。噛むことはストレス低減にもつながることから、食感に焦点を当て、今年の2月に「うまイチュウ」を発売。独特なカリじゅわ食感が楽しめる商品となっている。また同時に、「ぷにしゃりハイチュウアソート」を新発売。おなじみのハイチュウにぷにぷに食感のグミを入れた商品で、グミの食感だけでなく、中心部分はシャリシャリとした食感が楽しめる新感覚の商品だ。2品とも計画を上回る出荷!
また、2層構造の焼菓子「ベイク」は、手で触っても溶けない、という特徴を生かして子育て世代に訴求。パッケージには「手で溶けず安心」というイラストでわかりやすく伝える。また、手で触ることに敏感な今だからこそ、シェアするのに便利で衛生的な面も兼ね備えた個包装パックを採用した。
3つ目のテーマが「新しいシーンの創造」。身近なおやつの定番「森永ラムネ」は、これまで堅調に推移してきたが、近年仕事や勉強にも相性がよいと注目を集め売上が以前の2.5倍に拡大している。またぶどう糖を90%配合しているラムネを摂取することで、認知機能の一部である「ワーキングメモリー」と「持続的注意力」機能が改善することが確認されている。同社ではこうしたエビデンスを基に情報発信を行い、「森永ラムネ」の新たなシーンの拡大を図る。
売場活性化のためのMD EDITION の新着記事
-
2025/05/24
冷凍食品、多様化する消費者ニーズにこたえ コロナ禍明けも堅調に推移 -
2025/05/23
日本酒市場、食品とのクロスMDを強化し、日本酒とのタッチポイントを増やす -
2025/05/23
精肉1人当たり購入金額は減少傾向、簡便性や付加価値の訴求が活発化 -
2025/05/22
減塩商品の食卓出現頻度は増加傾向に、卓上調味料のニーズがとくに高く -
2025/04/07
菓子市場、物価高で食品全般が厳しいなか堅調も、カテゴリーごとには明暗 -
2025/04/07
スンドゥブ市場、韓流ブームを追い風に24年も市場は堅調に推移
この特集の一覧はこちら [164記事]
関連記事ランキング
- 2025-11-05卸オリジナル商品市場、国産原料や健康訴求で差別化、付加価値型オリジナル商品を強化
- 2025-11-06シチュー市場、アレンジメニューやクロスMD提案で、秋冬以外の店頭露出の増加をめざす
- 2025-11-17明治×東武ストア「大袋チョコ」セット陳列が価格訴求なしで成果を出せた理由
- 2025-11-21鍋市場、需要の多様化が進み 関連商品が続々
- 2025-11-04即席麺市場、コスパ・簡便性で再評価が進み、市場は安定成長を維持
- 2025-04-25ドレッシング市場、サラダ以外の汎用使いが浸透、野菜高騰下でも堅調に推移
- 2021-07-262021年の精肉市場はどうなる?販売データや大手食品スーパーの売場からトレンドを探る!
- 2022-08-18だし市場、21年度も堅調に推移 さまざまな形状の商品で需要に対応
- 2022-09-21増加傾向にある食物アレルギー、メーカーによる取り組みも活発化
- 2023-03-23食用油市場、22年度は価格改定が進み、過去最大の市場規模を更新
関連キーワードの記事を探す
即席麺市場、コスパ・簡便性で再評価が進み、市場は安定成長を維持
卸オリジナル商品市場、国産原料や健康訴求で差別化、付加価値型オリジナル商品を強化
明治×東武ストア「大袋チョコ」セット陳列が価格訴求なしで成果を出せた理由
苦境乗り越え悲願の上場達成! 正木社長が語る「おかしのまちおか」の未来戦略
「ハッピーターン」の食べきりサイズ4連商品が大人のおやつにハマった理由




前の記事
