ハム・ソーセージ市場、23年の市場は回復基調 家飲みのおつまみ需要が下支え
麺類のトッピングとして、焼豚需要がアップ
焼豚の期間通算の金額PIは、1665円で対前年同期比0.5%増。1月~6月まで前年を上回って推移している。在宅勤務の昼食として一食完結型のチルドや冷凍ラーメンが人気で、そのトッピングとして焼豚が利用されている。
丸大食品ではこの春に、麺類のトッピングとして開発した「具のっけ亭」シリーズを発売。風味づけのにんにくが食欲をそそる「厚切りチャーシュー」は、1枚当たり20gで厚みがしっかりあるので、満足できる食べ応えだ。ラーメンのトッピングに特化した商品は、チルド売場での関連販売も好評で、今後さらに商品が増えることが予想される。
一方、ベーコンの期間通算の金額PIは、4954円で同4%減。さまざまな料理に活用しやすいベーコンだが、値上げの影響もあり前年割れとなった。各社では食卓登場頻度アップをめざしてレシピ提案に力を入れている。
加工肉はロングセラーブランドが多く、50代以上のシニア層が中心のカテゴリーで、若年層を取り込むことが課題となっている。そのため各社では、フレーバーソーセージやおつまみソーセージなど、若年層を取り込む商品を提案し、市場の活性化を図っている。
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