豆腐市場、低糖質・高たんぱくの栄養価値が見直され、堅調に推移
電子レンジ対応のひとり鍋や豆腐バーなど品揃えが拡大
健康食品である豆腐をもっと食べてもらうために、各社では新しい豆腐を提案している。
相模屋食料では、豆腐や調味だし、具材などがセットになって電子レンジで簡単に調理できる「ひとり鍋」シリーズや、チーズやうにのような味わいを再現した新しい価値観の「BEYOND TOFU」シリーズ、とうふ麺などを展開している。
アサヒコでは、豆腐のお肉を使った「TOFFU PROTEIN」シリーズで、ガパオ、タコス、肉そぼろなどのメニューをラインアップ。また、良質な植物性たんぱく質が10gも含まれている「TOFU BAR」を展開。通常の絹ごし豆腐の約2.7倍のたんぱく質量があり、もっちり噛み応えのある食感で、手軽にたんぱく質を摂取することができる。スティックタイプなので、会社や自宅など、いつでも植物性たんぱく質を摂取できると好評だ。
町田食品では、とろっとなめらかな濃厚とうふとスープがセットになって、電子レンジで簡単に調理ができる「とろりおかず豆腐」シリーズや、濃厚とうふと大豆ミートをセットにした「おかずやっこ」シリーズ、水溶性食物繊維イヌリン配合のとうふスイーツ「腸活とうふスイーツ」などをラインアップしている。
こうした各社の商品は豆腐売場を活性化しており、電子レンジ対応商品は豆腐離れしている若年層を取り込んでいる。