ブランド米市場、味や食感の違いを紹介し、こだわり派の消費者に向け訴求を
新米の時期に合わせ
ブランド米の魅力伝える
ランキングを見ると、「北海道産ゆめぴりか」をはじめ、「こしひかり」「ひとめぼれ」「あきたこまち」「ななつぼし」など、多くのブランド米が並ぶ。全国区となっている銘柄は一部であり、今後売上規模を拡大していくためには産地以外の土地での認知度を上げることが必須といえる。
少子高齢化による世帯人数の減少や食の洋食化などに伴い、若年層を中心に米離れが進んでいる。しかしコロナ禍の影響で内食需要が高まったことに加え、巣ごもり需要により「ちょっといいもの」が選ばれる傾向にある。近年は家庭用炊飯器も高機能・高価格帯の商品が良く動いており、そういった視点でもブランド米は訴求しやすい商材といえるだろう。
米は主食として日常的に食べるものであり他のカテゴリーと比較して季節性は少ないが、新米の季節はエンドや催事で売場を作る店舗も多い。ブランド米ごとの特徴を伝えるPOPなどで消費者の興味を引き購買につなげていきたいところだ。