コロナ逆風続くコンビニ 活路を見出す先がわかるコンビニ相関図2022
積極出店により成長を遂げてきたコンビニエンスストア(CVS)。しかし近年は店舗間競争の激化によって店舗拡大スピードが鈍化傾向にあり、さらに新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大もCVSへの逆風となっている。そうしたなか各社は海外事業の加速や食品配送サービス、新規ビジネスの拡大に乗り出している。
日本フランチャイズチェーン協会(東京都)によると、2021年度(21年1月~12月)のCVSの市場規模は対前年度比1.1%増の10兆7816億円だった。前年の20年度は、コロナ感染拡大によるリモートワークの普及や外出自粛生活で、オフィス街や観光地立地の店舗の利用が大きく落ち込み、市場規模は同4.5%減と同協会がデータを公開している05年以降、初めての前年実績割れとなった。21年度は回復を見せたものの前年の落ち込みを挽回するには至っていない。
これまで積極出店により成長を遂げてきたCVSの国内店舗数は、5万5950店(21年12月末)に上り、コロナ感染拡大前から“CVS飽和論”が囁かれてきた。ここにコロナ禍の逆風が吹き、CVS各社はいよいよ新たな成長策が求められている。
そうしたなか加速しているのが、
1 2
流通相関図2022 の新着記事
-
2022/04/14
世界の二大ネットスーパープラットフォーム、オートストアとオカドの勢力図と訴訟のゆくえ -
2022/04/14
アリババ、テンセントが事業縮小、中国流通市場で次に伸びるのはここだ -
2022/04/14
欧州小売相関図2022 ヨーロッパの食品小売が続々テックスタートアップとの提携を急ぐ理由 -
2022/04/14
DX ひと段落、「外販ビジネス」で成長、つながる米国小売の流通相関図2022 -
2022/04/13
3年連続で減少!岐路に立つショッピングセンター業界のいま -
2022/04/13
「IT・デジタル」軸で読み解く、加速する小売業の再編、提携
この特集の一覧はこちら [24記事]
![流通相関図2022](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2022/04/3140dc56e9b246cd7cd6ce96a598930b.jpg?auto=format%2Ccompress&ixlib=php-3.3.0&s=a7b3a45ecf7691f8fe757e6715e1eeef)
関連記事ランキング
- 2024-06-27コンビニ23年度決算、大手3社が揃って好決算、新たな取り組み進む
- 2024-06-29人気アナリストが解説、主要小売7業態決算総括と24 年度の展望
- 2024-07-12週間コンビニエンスストアニュース ローソン、人気の「町中華」を商品化
- 2020-03-30彷徨うコンビニその7 山崎製パンがデイリーヤマザキを手放せない事情
- 2024-03-26食品小売で一気に進む!競争に巻き込まれない新しいPB戦略とは?
- 2024-06-24業態別 主要店舗月次実績=2024年5月度
- 2024-07-04ミニストップ、進化した独自モデルの実力と戦略とは
- 2024-02-28速報!セブン-イレブンの「SIPストア」ついに開業 写真で見る新コンセプト店の全貌とは
- 2024-04-09業態超え大型再編続々の小売業界を読み解く!流通相関図2024!
- 2024-04-16週刊コンビニエンスストアニュース 大手コンビニ3社の決算、売上高・利益ともに大きく伸長