ドンキ親会社PPIHがゲルソンズ買収の衝撃! 米国高級スーパーをどう舵取りするのか?

後藤文俊(在米流通コンサルタント)
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アマゾンのリアル参入で競争環境は激変

アマゾンフレッシュ
もともと激戦の地として知られていた南カリフォルニア。アマゾンの「アマゾン・フレッシュ」出店でさらに環境は厳しくなっている

 一方で、ゲルソンズが地盤とする、ロサンゼルスを含む南カリフォルニアは、米国の中でもスーパーマーケットの競争が最も激しいエリアだ。

 さらに、ECの巨人アマゾンが昨年9月、ロサンゼルス郊外にスーパー「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」をオープンした。その後ロサンゼルス郊外で7店舗を出店したほか、ロングビーチやラバーン、サウザンド・オークスへの出店も明らかになっている。

 アマゾンがリアルの領域を侵食するなか、米国のスーパーマーケットはネットスーパーの展開はもちろん、ストアアプリの開発・改修など”IT武装”への投資が急務となっている。デジタル・トランスフォーメーション(DX)の動きが大きく加速しているのだ。

 それはゲルソンズとて例外ではない。顧客の多くは富裕層であることを考えると、大半がアマゾンのプライム会員と推測できる。その意味で、ゲルソンズもアマゾンと直接的に対峙せざるを得ない状況なのである。

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