飲料スタンドチェーン・蜜雪氷城の「StoBtoC型」FCモデルの全貌とは

文:牧野 武文(ライター)
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 中国で急成長している低価格ドリンクスタンド「蜜雪氷城(MIXUE)」が今年6月、東京の池袋に店舗をオープンした。

 本国ではレモン水が4元、ソフトクリームが3元という安さで、すでに2万5000店舗を突破する巨大チェーンとなっている。直営店はわずか37店で、ほぼすべてがフランチャイズ(FC)加盟店だ。その展開スピードを支えているのが、独特のFCシステムで、「StoBtoCモデル(サプライヤー to ビジネス to コンシューマー)」と呼ばれている。

加盟金は無料!本部は卸機能で収益

中国のミクスエビンチェン店
中国のミクスエビンチェン店
(i-stock/Robert Way)

 蜜雪氷城への加盟金はなんと無料。研修費用、店舗改装、設備費用、家賃、初期仕入れなど合計37万元(約730万円)で開業できる。売上に対して徴収されるロイヤルティは

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