ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の9月の売上高(オンライン販売を含む)は、既存店ベースで前年同月比19.1%減だった。38.9%の減少だった8月に続き、2カ月連続のマイナスとなった。
9月は中旬以降の気温上昇に伴って、秋物商品が苦戦した。9月末時点で6店舗が臨時休業、56店舗が時短営業しており、これらの店舗も既存店に含めていることも影響した。客数は19.0%減、客単価0.1%減だった。
一方、ワークマンの9月の売上高は既存店ベースで2.7%増と、2カ月ぶりのプラスとなった。上旬の気温低下で長袖Tシャツやウォームパンツ、レディースアウターなどが好調だったほか、行楽シーズンに向けてハイキングシューズやアウトドア用品、シェルジャケットなどが販売数を伸ばした。
また、しまむらの既存店売上高も7.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回った。サプライヤーとの共同開発ブランドが好調だったほか、婦人トレンド商品のニットベストやカーディガン、ショートブーツが売れ筋となった。実用商品では毛布やブランケットが売り上げを伸ばした。