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ユニクロの4月既存店は84.5%の増収、ワークマンは24.5%増

ユニクロのロゴ
5月7日 ファーストリテイリングは4月の国内ユニクロの既存店売上高が前年比84.5%増加したと発表した。多くの店舗を臨時休業・時間短縮営業とした前年の反動で大幅なプラスとなった。写真は2020年6月、東京の店舗で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の4月の売上高(オンライン販売を含む)は、既存店ベースで前年同月比84.5%の大幅な増収となった。前年実績を上回るのは11カ月連続。

 前年4月は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う1度目の緊急事態宣言の影響で56.5%減だったため、その反動で大きく伸びた。今年も4月25日から4都府県で3度目の緊急事態宣言が出たため、4月は最大71店舗で営業時間を短縮、83店舗を臨時休業した。

 一方、ワークマンの4月の既存店売上高は24.5%増だった。同社は前年4月も5.7%増と既存店売上高はプラスを維持していたが、それを大きく上回った。今年4月は汗ばむ陽気が多かったことから、夏物衣料の需要が前倒しとなり、半袖Tシャツや冷感機能の衣料などが販売数を大幅に伸ばした。客数は17.6%増、客単価は5.9%増だった。

 また、しまむらの主力業態「しまむら」の既存店売上高は45.2%増と8カ月連続のプラスとなった。前年4月が28.1%減だったためその反動が出たほか、アウター衣料や肌着、服飾雑貨の夏物が好調に推移した。