[27日 ロイター] – 米コーヒーチェーン大手スターバックスが27日発表した第2・四半期(1─3月)決算は、売上高が市場予想を下回った。通年見通しについては、新型コロナ危機からの回復を見込み上方修正したが、株価は時間外取引で約2%下落した。
2021年9月通年期の売上高見通しは285億─293億ドルとし、従来の280億─290億ドルから引き上げた。調整後の1株利益見通しは2.90─3ドルを見込む。
アナリスト予想は、売上高が286億1000万ドル、1株利益が2.85ドル。
1─3月期の既存店売上高は、最大の成長市場である中国で前年同期からほぼ倍増した。前年同期には、新型コロナの影響で中国では店舗閉鎖が相次いだ。
米国外の既存店売上高は35%増となり、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の48.25%増を下回った。
米州の既存店売上高は9%増加した。米国でワクチン接種が進み客足が戻ったほか、オンライン注文が増えた。
ケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会議で「米国の売上高はコロナ前の水準に戻った」と述べた。
全体の売上高は11%増の66億7000万ドルで、予想の68億2000万ドルに届かなかった。