西武HD、21年3月期は最終赤字630億円に 鉄道・ホテルで客数減
[東京 24日 ロイター] – 西武ホールディングスは24日、2021年3月期の連結業績が630億円の最終赤字に転落する見通しだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道やバス、ホテルなど、同社が展開する事業で軒並み利用客が減少。経済活動は再開されたものの、感染予防を意識した生活様式が続き、本格的な回復は見込めないと想定した。
西武はこれまで、業績予想を未定としていた。
売上高は前年比40%減の3320億円を予想。大幅な減収を受け、営業損益は560億円の赤字を見込む。20年3月期は568億円の営業黒字、46億円の最終黒字だった。
配当は中間、期末とも無配とする。20年3月期はそれぞれ1株15円だった。