増税後の食費とキャッシュレス決済の利用状況を調査=ホットペッパーグルメ外食総研
キャッシュレス決済の利用状況の変化は?
キャッシュレス決済の利用状況では、増税と同時に期間限定で開始された「キャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元事業)」に伴い、対象の飲食店で実際にキャッシュレス決済を利用し、ポイント還元を受けた(受ける予定)人は63.8%と約3分の2に迫る勢いであった。増税前からキャッシュレス決済を利用していた人は56.4%とすでに過半数にのぼっていたが、今回の還元事業はキャッシュレス決済の増加に一定この効果があったといえそうだ。
キャッシュレス決済は「支払いが早く済む」と答えた人が52.1%と圧倒的に多く、時短にメリットを感じている人が多いようだ。一方で、20代・30代女性は「キャッシュレス決済を使いすぎてしまう、どの程度使ったのか分からない」という回答も多かったため、今後よりキャッシュレス決済が拡大していくためには、使用明細が簡単に、すぐに確認できるなどの工夫が必要になりそうだ。
キャッシュレス決済を導入する店舗も増えており、徐々に利便性などが浸透してきている。今回の外食総研による調査でも、今後飲食店でキャッシュレス決済を「利用するつもり」と回答した人は75.6%となっており、これからもキャッシュレス決済を利用する人は増加すると予想される。