マルエツ・カスミの共同物流センター稼働!持続可能な物流モデルの姿とは

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)

グループ全体での運用標準化をめざす

 八千代グロサリーセンターの庫内に目を向けると、自動化技術を駆使し、省人化と効率化を推進している。

 センター内には、荷物を自動で棚から取り出し、目的地まで運搬する「自動誘導フォークリフト(AGF/写真)」や、パレットの中の段ボール箱を自動で取り出して振り分ける「デパレタイズロボット」などの最新機器を導入。省人化エリアと人手による作業エリアを組み合わせ、庫内オペレーションを運用しているかたちだ。

自動誘導フォークリフト(AGF)
荷物を自動で運搬する「自動誘導フォークリフト(AGF)」

 配送においても、マルエツとカスミの商品の共同配送を実施し、配送車両数を削減。また、TMS(輸配送管理システム)を活用し、道路状況や各店舗への運行、納品状況をリアルタイムで可視化することで、配送車両の有効活用を進めている。

 U.S.M.Hは同センターでの運用をモデルとし、今後ほかの物流拠点でも、統一された運用ルールを水平展開し、グループ全体に波及させていきたい考えだ。

施設概要

所在地

千葉県八千代市保品1809-1
「プロロジスパーク八千代1」3階

賃借面積 6170坪(倉庫と事務所面積の合計)
センター運営 国分首都圏
稼働日 2023年9月
稼働時間 24時間
カバー店舗数 74店舗(マルエツ35店、カスミ39店)
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記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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