週刊スーパーマーケットニュース　オーケー、顧客満足度第1位を獲得！

アクシアル リテイリング
＜第1四半期決算＞増収増益で推移

　アクシアル リテイリング（新潟県）の2026年3月期第1四半期決算（連結25年4月1日～6月30日）は、売上高が対前年同期比7.1％増の712億円、営業利益が同3.6％増の27億円、経常利益が同2.5％増の28億円となり、増収増益でスタートした。

　売上総利益率は前年同期より0.6ポイント低下して28.4％となったが、売上総利益は同9億円の増加となった。また、強力な営業政策を実現するための原資として、諸経費の統制・削減、デジタル化の推進、労働時間管理などのコスト・コントロールを徹底し、営業利益、経常利益、四半期純利益は、いずれも前年同期を上回る実績を確保した。

　第1四半期のスーパーマーケット事業の経営成績は、売上高が同7.2％増の711億円、営業利益は同5.9％増の27億円。店舗売上高は全店ベースで同8.0％増の702億円、既存店ベースで同7.4％増の687億円と伸長。来店客数も全店・既存店とも前年同期を上回り、客単価は既存店ベースで同6.6％増と高い伸びをみせた。

　第1四半期は、新しい取り組みとして直接輸入を開始。これまで仲介業者の力を借りて商品を調達していたが、海外の輸出事業者と直接取引を行う直接輸入を実現した。

　26年3月期の連結業績については、売上高で対前期比1.5％増の2860億円、営業利益で同5.5％減の114億円、経常利益で同5.6％減の120億円を予想した。

アルビス
＜第1四半期決算＞増収も営業・経常利益は大幅減

　アルビス（富山県）の26年3月期第1四半期決算（連結25年4月1日～6月30日）は、営業収益が対前年同期比3.9％増の250億円、営業利益が同28.4％減の3億円、経常利益が同23.2％減の4億円となり、前年同期に比べ営業・経常利益ともに大幅減となった。

　第1四半期は、顧客ニーズに応え、健康志向や簡便即食商品の品揃えを拡充し、商品部内に新たに「商品開発課」を設置。名物商品などの高付加価値商品の開発を推進した。また、節約志向に応えるため、プライベートブランド（PB）商品の拡大や300品目をお値打ち価格で提供する食卓応援企画などを継続して実施し、６月からは各自治体の子育て応援企画と連携した子育て世代を応援する施策「ハピマル」として、毎週土・日曜日に買物金額から５％を割り引くサービスもスタートさせた。

　店舗運営については標準化を進め、最新の商品政策（MD）を導入した店舗改装を順次実行。既存店では、1店舗を建替えて、新店としてオープンした。第2四半期以降は、1店舗を改装オープンし、８月には小商圏戦略店舗の富山県内1号店となる「アルビスくらすSOGAWA」（富山県富山市）をオープン。また、秋には1店舗を建替えオープンする。

　前期の新店1店舗や2店舗の建替えた新店の効果もあって、売上高は同3.9％増の247億円に伸長。利益面では、商品値上げや急激な相場変動などの影響を受けたが、高利益商品やPB商品などの販売拡大とプロセスセンターの原価改善によって、売上総利益率は前年並みの30.15％を維持した。一方、賃金増など人的資本への積極的な投資を行ったことに加え、前期の新店・建替え新店などの店舗投資による減価償却費が増加したため、20％を超える営業・経常減益となった。

　なお、26年3月期の連結業績については、営業収益で対前期比4.0％増の1020億円、営業利益で同9.4％増の22億円、経常利益で同8.0％増の28億円を見込み、営業収益は1000億円超えを計画した。

「アルビスくらすSOGAWA」をオープン

　アルビス（富山県）は8月7日、富山市の商業施設「SOGAWA BASE」（富山県富山市）1階フロアに、「アルビスくらすSOGAWA」をオープンした。「毎日の暮らしにおいしさ」と「安さをプラス」をコンセプトにした小商圏戦略店舗で、弁当や総菜の品揃えを充実させ、温かいスープバーを設置したほか、生活必需品に加え、チーズ、ワイン、菓子などの高品質商品も扱う。

• 所在地……富山県富山市総曲輪3-4-1「SOGAWA BASE」1階
• 売場面積…106坪
• 営業時間…10時～20時

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