9号店で初の新店、生鮮徹底強化、キリン堂のフード&ドラッグ!
関西を中心にドラッグストア(DgS)を展開するキリン堂(大阪府/寺西豊彦社長)は2024年10月3日、滋賀県守山市に「キリン堂守山駅前店」(以下、守山駅前店)をオープンした。近年同社が出店を進めるフード&ドラッグフォーマットの9号店で、既存店の改装・転換を伴わない初めての新規出店。キリン堂が「現時点でのフード&ドラッグフォーマットの集大成」として位置づける同店の売場づくりと商品政策をレポートする。
SMと互角に戦える生鮮の売場づくり
キリン堂は地盤とする関西から中部・関東にかけてDgSと調剤薬局400店舗超を展開する。主力のDgSは売場面積150~300坪サイズを主軸に、6000世帯規模の小商圏を対象にドミナント出店を進めている。
商勢圏において競争が激化する中、同社は19年から利便性と集客力の向上をめざし、生鮮食品の導入を開始した。青果、精肉それぞれ6尺の売場を標準とし、現在では100店舗以上で同パターンを導入。各店とも客数や来店頻度、売上高が伸長するという効果が確認されている。
手応えを得たキリン堂は、
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