商社・卸軸の流通相関図!伊藤忠によるファミマTOBで勢力図はどう変わる?

森田 俊一、松岡 由希子 (フリーランスライター)、ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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相関図大

 近年、大手商社による小売のM&A(合併・買収)は減少傾向にあるなか、2020年は久々にビッグニュースが飛び込んできた。伊藤忠商事(東京都)によるファミリーマート(東京都)のTOB(株式公開買い付け)が成立し、伊藤忠商事がファミリーマート株式のほぼすべてを取得したのだ。

 その後21年3月、伊藤忠商事は子会社を通じて全国農業協同組合連合会(JA全農)にファミリーマート株式の4.04%、農林中央金庫に同0.86%をそれぞれ譲渡。これにより、伊藤忠商事のファミリーマートへの出資比率は94.7%となっている。

 かつては総合商社にとって“ドル箱”的存在だったコンビニエンスストア(CVS)は、コロナ禍によって事業の再構築を迫られている。伊藤忠商事によるTOBは

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記事執筆者

松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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