ショッピングセンター業界相関図 国内SC数は2年連続で減少!コロナ禍でNSCの存在感増す

森田俊一(流通ジャーナリスト、 松岡由希子(フリーランスライター)、ダイヤモンド・チェーンストア編集部
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相関図大

 日本ショッピングセンター協会(東京都)によると、2020年末時点でのショッピングセンター(SC)の数は3208で、前年同時期と比べて11施設減った。03年以来、16年ぶりに前年数を割った19年に続き2年連続で減少する結果となった。建設コストの高止まりや人件費の高騰などを主な要因に、各社の新規SC開発の意欲はかつてより低下傾向にある。

 またS Cの年間売上高については、2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、対前年同期比21.9%減の24兆9677億円(全SCベース:速報値)と大きく落ち込んだ。なかでもオフィス街や商業施設が集まる大都市に立地するSCが、リモートワークの普及や長引く外出自粛生活によって売上が大きく減少した。その一方、郊外型のSCは自宅周辺の地域で過ごす人が増えたことで来店者数を伸ばしている。

 こうした状況下で

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