コロナ禍で需要が高まる温熱療法 対面からオンライン販売へ移行し、国内外の需要喚起する三井温熱

2020/10/22 05:59
    上妻英夫(KIプレス)
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    充実したオンラインセミナー、オンライン営業の開催

     三井温熱が力を入れているのがオンラインによるセミナーである。コロナ禍以来、いち早くオンラインでのセミナー、営業に注視している。

    一般ユーザーと新規顧客を対象にしたセミナーとして、「ZOOMセルフケア講座」(温熱器の基本的な使い方、自社製品の紹介)、「ZOOMフリーセミナー」(温熱器を使いながらのフリートーク、たとえば、「目指せ体温UP温熱セミナー」)を無料で開催。また、一人ひとりの症状や悩みについての健康維持や予防、ケアなどの相談には有料で、「ZOOM個別相談会」を開催して対応している。

     このほか、会員向けに毎月行われる定例公開セミナーでは、高橋秀則医学博士(帝京平成大学特任教授)による基調講演「補完代替医療と三井温熱」、篠浦伸禎医学博士(都立駒込病院 脳神経外科部長)による「篠浦式、実践的大人の脳育法」などを開催したり、専門医による健康情報として「他では聞けない新型コロナ情報と対策」「がんの痛みと温熱療法」「温熱療法を用いた免疫力爆上げセミナー」などを開催している。施療師向けのセミナー、「地域に選ばれる三井式温熱治療院になるための必要な考え方」「治療師として知っておくべきさまざまなカラダの見方を学ぶ」なども好評だという。

     国内だけでなく、海外戦略も進む。すでに韓国は普及拡大が進み、商品の販売も伸び、実績を上げている。台湾、中国、ブラジル、シンガポール、キューバなどにも、徐々に普及を進めている。

     “ぬくぬく”という心地よさで副交感神経を優位にし、適所の交感神経に活を入れるトータルケアの三井式温熱療法は、体温アップ健康法の健康ブームの波に乗って、ますます関心が高まりそうだ。

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