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高島屋、空港型市中免税店事業を終了 インバウンド消滅で

都内の高島屋店舗
10月13日、高島屋 は空港型市中免税店事業を10月末で終了すると発表した。都内の高島屋店舗で3月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 13日 ロイター] – 高島屋 は13日、空港型市中免税店事業を10月末で終了すると発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大により訪日客がほぼゼロとなり、事業の継続を断念した。タカシマヤ タイムズスクエアに2017年に開業した「高島屋免税店SHILLA&ANA」は、10月末で閉店する。

村田善郎社長は会見で「経営として赤字を見過ごすことは難しく、できるだけ早期に赤字を止める判断をした」と述べた。新型コロナが終息した後、インバウンドが戻ることも考えられるが「その時はまた考える」と述べるにとどめた。

同事業は、全日空商事(東京都港区)、韓国サムスングループのホテル新羅(ソウル市)と設立した合弁会社「A&S髙島屋デューティーフリー」で運営を行ってきた。出資は高島屋60%、他の2社が各20%で、解散・清算については両社と協議を進めていく。事業終了に伴い特別損失が発生するものの、2021年2月期連結業績に与える影響は軽微だとしている。