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エアアジア・ジャパン、事業廃止を決定

エアアジアグループの飛行機
格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは5日、事業廃止を決めたと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による旅行需要の低迷で事業運営に大きな困難が生じたという。写真は、エアアジアグループの飛行機。クアラルンプール国際空港で4月撮影。(2020年 ロイター/Lim Huey Teng )

[東京 5日 ロイター] – 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは5日、事業廃止を決めたと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による旅行需要の低迷で事業運営に大きな困難が生じたという。12月5日付で全路線を廃止すると国土交通省に届け出た。

エアアジアグループ関連各社の日本路線への影響はない。

エアアジア・ジャパンはマレーシアのLCC、エアアジアなどが出資して2014年に設立され、17年から中部国際空港を拠点に運航している。コロナ禍の影響などを受け、経費削減などに努めてきたが、事業継続は極めて難しいと判断した。

エアアジア・グループのフェルナンデス最高経営責任者(CEO)は9月7日、ロイターとのインタビューで日本事業について「厳しく検討する必要がある。資金が潤沢なら多分継続する。近く決定を下す」と述べていた。