ベイシア、新業態1号店で本格フレンチコース提案の衝撃
新しい店づくりの
成功例を深堀り!
さて、ふだんの食卓に必要な食材の提供をメーンとする食品スーパーにおいて、ベイシアはなぜ本格的なフレンチメニューの開発を行ったのか。
橋本浩英社長は「本格的なフレンチメニューを、総菜売場で、ここまで低価格で提供できている食品スーパーはほかにない。お客さまに売場でエンターテインメント性を感じてもらうとともに、業界全体に一石を投じたいと考えた」と話す。
さらに橋本社長は「競合が激化するなか生き残っていくためには、他社と差別化を図り、新しい客層を開拓できる店をつくる必要がある」と述べる。
実際、すでに新しい店づくりを進めてきたベイシアの店舗では、客数が増加し、かつ利用者全体に占める10~20代の若年層の割合が既存店平均の約5%に対し約10%と伸長する効果が出ているという。そこで、新しい店づくりをさらに進化させた新業態「マルシア」の出店によりこうした効果をよりいっそう発揮したい考えだ。
今後ベイシアはこの新業態の店舗を広げていく方針で、前橋吉岡店よりもさらに完成度を高めた店を今年夏までにオープンする計画だ。
【ベイシア前橋吉岡店 概要】
電話 0279-55-6222
営業時間 10:00~20:00
売場面積 3397 ㎡