週刊スーパーマーケットニュース 「イトーヨーカドー」「ヨーク」、食料品・日用品100品目の価格を見直し
オークワ
<第1四半期決算>営業赤字も本決算では2ケタ増益を予想
2025年2月期第1四半期決算(連結2024年2月21日~5月20日)は、営業収益が前年同期比0.8%増の586億9700万円、営業利益は同3800万円の赤字、経常利益は600万円に止まった。
第1四半期連結累計期間は、2027年2月期を最終年度とする新たな中期経営計画がスタート。「業態の再構築」「店舗の生産性の向上」「オークワブランドの商品開発拡大」「マーケティング戦略の構築」「業務革新によるコスト削減具体化」「人的資本価値の最大化」「サステナビリティ経営の深耕」などに取り組んだ。
連結子会社の状況は、外食のオークワフーズが経済活動の正常化に伴い、外食需要は回復してきてはいるものの、人手不足の影響や人件費の増加などで微増収減益。農産物などの加工・配送を担うサンライズは微増収減益となった。
連結ベースの営業損失は売上原価の増加によるところが大きく、前年同期の売上高比72.1%から同72.6%へ0.5ポイント上昇。売上総利益率は同27.9%から同27.4%へ0.5ポイントダウンした。また、販管費については1500万円減少したが、営業総利益が前年同期比で5900万円減少したことから、3800万円の営業損失を計上した。
なお、2025年2月期の連結業績については、営業収益同4.7%増の2590億円、営業利益で同21.2%増の35億円、経常利益で同14.6%増の35億5000万円の増収・2ケタ増益を見込んでいる。
「スーパーセンターオークワ知多店」をオープン
7月4日にオープン。愛知県下では12店舗目で、スーパーセンターの特徴を生かし、食料品・衣料品・住居用品を多品種・多品目にわたって取り揃え、「圧倒的な品揃えとオークワブランドの商品で地域一番店を目指す」をコンセプトに掲げた。
- 所在地……愛知県知多市新知字南新生104
- 売場面積…1340坪
- 年商予定…25億円
- 営業時間…9時~22時
- 駐車台数…244台
- 従業員数…社員18名、パート・アルバイト67名(8時間換算)
ハローズ
<第1四半期決算>営業利益・経常利益は20%超の伸び
2025年2月期第1四半期決算(非連結2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比8.1%増の497億円、営業利益が20.4%増の29億円、経常利益は20.5%増の29億円となり、増収・2ケタ増益を達成した。
第1四半期累計期間、商品については、継続して重点販売商品の育成に注力し、適切な品質・低価格を基本コンセプトにしたPB商品のシェアアップに努めた。また、2店舗で改装を実施し、店舗の魅力アップを図ったほか、業務改善施策として自動発注システム拡大に取り組んだ。
その他、自治体、フードバンク事業関連団体などと連携した活動を進め、食品ロス削減に取り組んだほか、自社エコセンターによる資源の再利用化をさらに推進。また、従業員の生活支援を目的に、4月には正社員・嘱託社員を対象に月額3万円の賃金のベースアップを行っている。
第1四半期の売上総利益は9.2%増の125億円。売上総利益率は前年同期の25.7%から0.3ポイント改善して約26.0%となったほか、販管費は6.2%増の110億円となったものの、売上高比23.2%から22.8%に0.4ポイント減らしたことで、営業利益を約5億円押し上げた。
2025年2月期の業績については、営業収益で3.2%増の2,017億円、営業利益で0.8%増の109億円、経常利益で0.5%増の109億円を計画している。
マルヨシセンター
「かがわ防災協力認証店」に参加登録
参加登録に伴い、これまでも取り扱ってきた防災関連商品(飲料水、レトルト商品、缶詰など)や、「煮込みハンバーグ」や「やきとり」など、たんぱく質10g以上で常温・長期保存(約4~5年)ができる備蓄品をPOPなどで表示し、防災意識向上のために店内デジタルサイネージでも情報提供を行っていく。
丸久
共同出資会社「海響みらい電力」を設立
MOT総合研究所、下関市、山口合同ガス、エフィシェントとともに共同出資し、地域新電力会社「海響みらい電力」を設立した。脱炭素社会の実現に向け、地域でできる再生可能エネルギーを地産地消することを目的に設立したもので、2025年4月から電力の供給を開始。電力の買い入れ先は、焼却熱で電力を生み出す下関市のごみ焼却場で、市庁舎や学校などの公共施設、下関市内の丸久グループ7店舗に供給する。2028年4月からは一般家庭や事業所にも売電する予定。