10月消費支出、3.0%減=6カ月ぶりマイナス、車など購入減―総務省

時事通信社

東京都内のスーパーで買い物する人たち
〔写真説明〕東京都内のスーパーで買い物する人たち(資料写真、AFP時事)

 総務省が5日発表した10月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は30万6872円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.0%減少した。マイナスは6カ月ぶり。自動車のほか、携帯電話通信料など幅広い品目で支出が減った。

 自動車購入は27.9%の大幅減。購入した世帯の割合は前年と同水準だったが、軽自動車や中古車といった価格が低い車への支出が多く、平均額が下がった。

 食料は1.1%減。コメは値上がりで購入が減った前年の反動で5.8%増えたが、酒類や飲料が値上げの影響で落ち込んだ。

 携帯電話通信料は、より安価なプランへの移行で18.4%減少した。宿泊料や国内パック旅行への支出も減った。 

 一方、インフルエンザ流行が早かった影響で医科診療代が伸びた。米マイクロソフトの基本ソフト「ウィンドウズ10」のサポート終了に伴う買い替え需要でパソコンは136.2%増だった。

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