セブン銀、ファミマにATM設置=ゆうちょ銀抜き、国内首位へ

時事通信社

セブン銀行のロゴマーク
〔写真説明〕セブン銀行のロゴマーク(時事通信社)

 セブン銀行は26日、伊藤忠商事傘下のコンビニ大手ファミリーマートにATMを設置すると発表した。ファミマは、店舗に設置している約1万6000台を順次セブン銀の高機能ATMに切り替え、サービス向上につなげたい考え。セブン銀のATM台数は、既存のATM2万8000台超と単純合算すると4万4000台に上り、ゆうちょ銀行の3万1200台を抜き国内首位となる。

 ファミマは全国に約1万6300の店舗網を展開。現在はイーネット(東京)などのATMを配置しているが、大半の店舗で独自のデザインを施したセブン銀の機材に置き換える。各種キャッシュレス決済の現金チャージが利用可能になるなど利便性の向上が見込める。このほか、他の金融機関の住宅ローン販売代行などファミマ独自の金融サービスも検討しているという。 

 伊藤忠は10月までに、513億円を投じて第三者割り当てでセブン銀の株式16%超を取得。その後に市場取引を通じて20%まで追加で取得する方針だ。伊藤忠とセブン銀は8月に資本業務提携に向けた協議を開始し、協業の内容や出資額などについて調整を進めていた。 

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