米物価、2.5%上昇=伸びは前月から横ばい―2月

【ワシントン時事】米商務省が28日発表した2月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.5%上昇と、伸びは前月と同水準となり、市場予想とも一致した。連邦準備制度理事会(FRB)が物価安定目標とする2%を引き続き上回った。
価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は2.8%。前月(2.7%上昇)を上回り、インフレの根強さを示した。
項目別では、人件費の影響が大きいサービス価格が3.5%上昇。一方、前年は低下基調だったモノの価格は0.4%上昇と、2カ月連続でプラスの伸びとなり、物価全体を押し上げた。
FRBは先週開いた金融政策会合で2会合連続で政策金利の据え置きを決めた。トランプ政権の高関税政策は輸入品の価格上昇を通じてインフレを押し上げ、景気を悪くすると懸念されている。不透明感が強まる中、FRBは物価安定を図るため金利を当面維持し、経済情勢を見極める。
2月の個人消費支出は前月比0.4%増と、1月(0.3%減)から伸びがプラスに転じた。
◇米PCE物価指数
1月 2月
PCE 前月比 0.3 0.3
前年同月比 2.5 2.5
PCEコア 前月比 0.3 0.4
前年同月比 2.7 2.8
個人消費・所得 個人所得
前月比 0.7 0.8
可処分所得
前月比 0.7 0.9
個人消費 前月比 ▲0.3 0.4
モノ 前月比 ▲1.7 0.9
耐久財 前月比 ▲4.3 1.4
非耐久財 前月比 ▲0.2 0.6
サービス 前月比 0.4 0.2
貯蓄率 4.3 4.6
(注)単位%、貯蓄率を除き上昇/増加、▲は低下/減少