ローソン、三菱商事、KDDI、デジタル技術での「未来のコンビニ」を来春始動

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ローソンの外観

 ローソン(東京都)は、三菱商事(東京都)、KDDI(東京都)と、ローソンの「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始することを9月18日に発表した。

 3社は、人手不足や食品ロスなど小売店の運営上の課題をデジタル技術の活用で解決する取り組みを推進するため、KDDIが2025年春をめどに本社を移転予定の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、ローソンを2店舗(オフィスフロア・一般フロア)開店する。

 同店はリテールテックの実験ラボとして運営し、今後、この実証結果をもとに「Real×Tech Convenience(未来のコンビニ)」の仕組みを構築し、他店舗への拡大を目指す。

 三菱商事は出資参画以降20年以上にわたり、原料調達や製造物流などサプライチェーンの分野に加え、海外での幅広い事業ネットワークを活用し、ローソンを支援してきた。今後はデジタルを強みにさまざまなサービスを有するKDDIとの連携を更に強化し、三菱商事とKDDIの2社共同体制でローソンの更なる変革を進めていく。

 また、3社は9月18日、ローソンを基軸とした防災・災害発生対処活動に関する協定を締結した。災害発生時には、被災地域のライフラインの早期復旧を図り、被災者の生活支援に貢献するため相互協力を実施し、平常時から防災に関する協力体制を構築する。

 更には、KDDIの提供するStarlink通信環境やドローンによる周辺パトロールと地域安全の強化、三菱商事とKDDIが、事業会社を通じて提供するオンデマンド乗合交通(「のるーと」「mobi」)との連携による移動支援などを行う。

ローソン高輪店での実証の例
(ローソン ニュースリリースより)

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