メニュー

JR東日本、荷物の多量輸送を検証=新幹線活用、25年度事業化へ

JR東日本のロゴ

 JR東日本は8日、新幹線を活用した荷物の多量輸送についての検証を今年度中に複数回実施すると発表した。「物流の2024年問題」による人手不足や二酸化炭素(CO2)の排出量削減に対応するため、25年度中の事業化に向けて荷物の搬出入などにおける課題を洗い出す。 

 対象とする列車は、東北新幹線「はやぶさ」で、新青森駅―東京駅の区間で引っ越し業者やスーパーなどの荷物を運ぶ。10号車のうち1~2号車を荷物用とし、家財や鮮魚など最大300箱程度を積み込み、3号車から10号車は旅客用として運行する。

 JR東は21年から新幹線の荷物輸送サービスを開始。現在は車内販売準備室などの空きスペースを活用しているが、1列車当たり40箱程度の荷物輸送にとどまっており、より多くの荷物を定期的に輸送することを目指す。