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三越伊勢丹、バンコクで不動産開発参画=スーパー出店、オフィス運営も関与

三越伊勢丹HDSがオフィス事業運営を行うオフィス棟「Tower4」
三越伊勢丹HDSがオフィス事業運営を行うオフィス棟「Tower4」※画像はイメージ(三越伊勢丹 ニュースリリースより)

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は21日、タイ・バンコク最大規模の不動産複合開発計画「One Bangkok(ワンバンコク)」に参画すると発表した。タイ大手財閥TCCグループ傘下の不動産会社などが出資する事業会社と合弁契約を締結。施設内の高級スーパーマーケット事業やオフィス運営に関与する。 

 ワンバンコクは、総面積17万3000平方メートル、投資額約1200億バーツ(約5150億円)を超えるバンコク中心部最大の複合開発計画。三越伊勢丹HDはこのうち、小売り事業とオフィスタワー1棟の運営を担う二つの合弁会社にそれぞれ出資。このうち小売りについては、隣接する商業施設の地下1階に「三越」の名称で日本の「デパ地下」のような高級スーパー(約4600平方メートル)を年内に開業する計画だ。

 三越伊勢丹HDは昨年7月、フィリピン・マニラに、野村不動産などと共同で住宅と商業施設の大型複合施設を開業した。住宅事業に続いてオフィス事業のノウハウを蓄積するとともに、海外での事業拡大を見据え、アジアで強い影響力を持つ企業との関係構築を図る。