中国若者失業率は15.3%=前月から上昇―2月
【北京時事】中国国家統計局は20日、2月の都市部の16~24歳の失業率が15.3%だったと発表した。前月から0.7ポイント上昇した。景気が冷え込む中、若年層の厳しい雇用環境が続いている。
都市部の若者の失業率は昨年6月に21.3%と過去最高を更新した。統計局はその直後の7月分について「調査対象を見直す」などとして、公表を取りやめた。12月からは基準を変えて公表を再開。同月は14.9%、今年1月は14.6%だった。
中国では不動産不況を背景に景気低迷が長引き、職歴のない若者の就職難が特に深刻化している。今年2月の都市部全体の失業率は5.3%。このうち、25~29歳は6.4%、30~59歳は4.2%だった。