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ユニクロ「パリ オペラ店」内覧会=来夏の五輪控え新装オープン

ユニクロ「パリ オペラ店」
パリ オペラ店

【パリ時事】カジュアル衣料大手ファーストリテイリング傘下のユニクロは14日、フランス・パリ中心部で15日に新装オープンする「パリ オペラ店」の内覧会を開いた。報道関係者ら約100人が訪れ、広くなった売り場を見学した。

 来年夏にパリ五輪を控えたタイミングでのリニューアル。ユニクロのフランス事業責任者、黒須樹也氏は「五輪を機に世界の目がフランスに向くのは間違いない。リニューアルを大々的にアピールしていきたい」と話した。

 店舗は観光名所オペラ座の向かいで、19世紀に造られた建物の地下1階、地上2階の売り場面積を従来の2000平方メートルから2265平方メートルに拡張。中央階段を吹き抜けと組み合わせ、店内に開放感を持たせたほか、試着室やレジを増やし、「買い物しやすい店」を目指した。照明や採光も工夫。試着室には香料を使用し、利用者がリラックスして滞在できるよう心掛けた。

 品ぞろえではベビー服を追加。地元デザイナーとコラボしたTシャツ、手提げなどの商品を充実させ、洋服の修理やカスタマイズを受け付けるコーナーも設けた。

 同店は2009年、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ世界3番目の「グローバル旗艦店」として開店。今年1月、初のリニューアルのために臨時閉店し、約8カ月かけて改装工事を行った。要したコストは非公表。