22日付のロシア経済紙ベドモスチは、カジュアル衣料の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングがロシア事業を完全停止したと報じた。入居していた大型商業施設の関係者らの話として、約50の国内全店舗の賃貸借契約を解除したと経緯を説明している。
店舗の跡地はロシアのカジュアル衣料「ライム」や「グロリア・ジーンズ」などに置き換わりつつあるという。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ファーストリテは昨年3月にロシアで営業を一時停止。再開の見通しが立たず、一部店舗を閉鎖する形で事業の縮小に着手していた。現地関係者がベドモスチに明らかにしたところでは、将来的な再開の可能性を考慮し、現地法人の解散計画はない。 (時事)