Zホールディングス傘下のLINE、ヤフー、PayPayの3社は2023年春から、共通マイルを軸とした販促サービス「LINE・Yahoo!JAPAN・PayPayマイレージ」の提供を開始する。
メーカーなどを対象とした販促支援サービスで、対象商品を実店舗でPayPayを使って購入した際やEC(ネット通販)サイト「Yahoo!ショッピング」で購入した際などに、購入金額に応じてマイルが貯まる。貯まったマイルは、PayPayポイントなどに交換できる。
同サービスを利用する企業は、オンラインとオフラインの両方で販促活動を展開できるほか、オンラインとオフラインの垣根を越えて消費者の購買傾向を把握できる。企業からの直接的な販促を可能にするために、各企業のLINEアカウントと「LINE・Yahoo!JAPAN・PayPayマイレージ」の連携も実現させる予定だ。
なお、3社はメーカーへのCRM(顧客関係管理)機能の提供と、店舗POSデータとのリアルタイムな連携を目指して、メーカーや小売業が参加する「LINE・Yahoo!JAPAN・PayPay販促コンソーシアム」を設立する。来春のマイレージサービス開始時点で、10社以上が参加する予定だ。
LINEが提供する対話アプリの月間利用者数は約9300万人(22年9月時点)、Yahoo!JAPANの月間ログインユーザー数は約5500万人(同)、PayPayの登録利用者数は約5300万人(22年12月時点)となっている。