三越伊勢丹ホールディングス(HD)は1月20日、飲食事業の拡大に向けトランジットジェネラルオフィス(東京都港区)と合弁で新会社、三越伊勢丹トランジット(同)を設立した。
新会社では海外ブランドとのライセンス契約に基づく事業を行うほか、自社開発でカフェ、レストラン、フードコートなどの企画・運営を手がける予定。新会社には三越伊勢丹HDが51%、トランジット社が49%を出資、三越伊勢丹HD常務執行役員飲食・ブライダル事業部長の前野広氏が会長、トランジット社副社長の垂水謙児氏が社長に就任、共に代表権を持つ。
トランジット社は伊勢丹出身の中村貞裕社長が2001年に設立、カフェブームの先駆けの一つとなった「Sign」、オーストラリア初のレストラン「bills」など多数の業態を手がける。
三越伊勢丹HDは2015年10月、Plan・Do・See(プラン・ドゥ・シー、東京都千代田区)と合弁会社を設立、今後、結婚式場運営やホテルの婚礼部門の運営、レストラン事業などに乗り出す。