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【三越伊勢丹HD】 旅行会社を新設、富裕層向けに特化

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)では1月20日、富裕層向けに特化した旅行会社、三越伊勢丹旅行(東京都中央区)を新設、7月から事業を始める。

 座席数をわずか10席に抑えてゆったりとくつろげるようにした大型観光バスなど4台を保有し、高価格帯旅行を企画・販売している三越伊勢丹旅行営業部を独立させて新会社とし、事業の拡大を図る。同営業部は主に三越の顧客を対象にしているが、新会社では伊勢丹などグループ全体の顧客を取り込んでいく。

 新会社に事業を集約するために、JTBとの合弁で設立した関係会社のJTB伊勢丹トラベル(東京都新宿区)は6月末で清算する予定。

 三越伊勢丹HDでは1月9日、不動産開発のヒューリックなどと共同で医療モールの開発を手がける新会社を設立することを発表したが、モノからコトへと個人消費の対象が変化している中で、物販以外での事業分野での収益拡大を図っていく方針だ。