イオン、直営農場で初めての植物工場、16年春生産開始

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 イオンは2016年春、直営農場で初めてとなる植物工場を埼玉県久喜市に建設、トマトの栽培を始める。収穫したトマトは、関東エリアの「イオン」「ダイエー」「マックスバリュ」などグループ店舗で販売する。

 水耕栽培の一種である「低段密植栽培技術」を採用、通常は年1~2回の栽培を3~4回に増やして収穫量を高める。

 イオン子会社のイオンアグリ創造とイオンリテールが、埼玉県および久喜市との共同事業として行う。埼玉県園芸研究所の敷地4ヘクタールをイオンアグリ創造が直営農場として運営、そのうち約1ヘクタール分の敷地に15年内に施設を建設、16年4月から生産を開始、17年4月の完全稼働を予定する。

 埼玉県久喜市は農林水産省の「次世代施設園芸導入加速化支援事業」の指定を受けており、建設費の一部には国の補助金を活用する。

 施設内の冬場の暖房には地元の間伐材から作る木質ペレットを使用、化石燃料の使用量を一般的な園芸施設に比べて3分の1程度に抑える。

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