【イオンアグリ】 循環型農業の研究などで近畿大学と連携協定
イオン子会社で直営農場の運営管理を担うイオンアグリ創造(千葉市)は近畿大学と連携して、循環型農業の研究などを行う。両者はこのほど、産学連携包括協定を結んだ。
近畿大学バイオコークス研究所(北海道恵庭市)が所有する農場などで6月上旬から順次、実証実験を始める。同農場で発生した野菜の残渣など有機性残渣の活用について研究するほか、イオンアグリの社員や地域の新規就農希望者向けに農場実習や栽培法に関する研修を共同で行う。9月からはイオンの店舗で発生した食品残渣を原料とするバイオコークスを製造、イオン直営農場において冬場のハウスの暖房として利用する実験も始める予定だ。
イオンアグリは2009年9月、茨城県牛久市に第1号農場をオープン、現在は北は北海道から南は大分県まで計15ヵ所の農場を運営している。