【三越伊勢丹】　オイシックスと宅配事業で業務提携、物流共同化など

Tweet

Pocket

 三越伊勢丹ホールディングス（HD）は５月14日、有機・低農薬野菜などの会員制宅配を行うオイシックス（東京都品川区）と宅配事業の連携を目指して業務提携すると発表した。

 三越伊勢丹HDの子会社、三越伊勢丹通信販売は2011年10月、会員制食品宅配サービスの「三越伊勢丹エムアイデリ」をスタート。首都圏の１都６県に日本郵便「ゆうパック」の配送網を使ってデパ地下食品や生鮮食品などを宅配している。

 この宅配事業を食品スーパー「クイーンズ伊勢丹」を運営する三越伊勢丹フードサービスに移管した上で、10月をめどにオイシックスとの相互商品供給を始める。また、オイシックスが2012年に神奈川県海老名市で稼働させた冷蔵・冷凍設備付きの新物流センターを共同利用する。

 オイシックスは今年２月、東証マザーズ市場に株式を上場、調達した資金は主に物流網の整備やシステム強化に充てるとしている。