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【三越伊勢丹HD】 食品扱う中規模の新業態を開発、3000~5000平方メートル

 三越伊勢丹ホールディングスは2013年度(14年3月期)の計画として、食品や衣料、住居関連商品を取り扱う新業態を開発することを明らかにした。店舗面積は3000~5000平方メートルで小型の総合スーパー並みの中規模店舗。マーケット・開発部が新業態開発を担当する。

 同社はセルフサービス方式の高級化粧品専門店「イセタンミラー」を駅ビルなどに出店し始めたほか、空港や高速道路サービスエリアに小型店を出すなど新業態や新しい立地開発を成長戦略の柱の一つとしている。こうした小型店や中型店を15年度に150店舗、売上高350億円の規模にまで拡大、中期目標としては売上高500億円、営業利益25億円の達成を掲げる。

 また、スーパーマーケット(SM)事業のクイーンズ伊勢丹は13年度に「武蔵境店」(東京都武蔵野市)、14年度に「目白店」(同豊島区)をオープンする一方、生鮮加工センターを立ち上げるなどして店舗の生産性を高め、収益性の向上を図る。SM事業の売上高は15年度で560億円、営業利益は8億円を目指し、中期目標としては営業利益を15億~20億円に引き上げる。

 同社は14年3月期の連結業績で、売上高が前期比3.5%増の1兆2800億円、営業利益が12.6%増の300億円を見込んでいる。