【三越伊勢丹】社長の月額報酬20%減、11年3月まで
2010年3月期の連結業績が635億円の最終赤字に陥った三越伊勢丹ホールディングスは、経営責任を明確化するために役員報酬の減額を行う。
今年6月に支給が予定されている2009年度の業績連動報酬について三越伊勢丹HDの取締役4人と常務執行役員1人は全額を返上。傘下の三越は常務以上の執行役員が全額、執行役員が半額、伊勢丹は常務以上の執行役員が半額をそれぞれ返上する。これによって、三越伊勢丹HDと三越の役員は年収の35~50%(一部自主返上を含む)、伊勢丹の役員は25%が減額になるという。
また、11年3月期も営業減益となるなど厳しい業績が続くと見込まれることから、11年3月までの1年間の取締役月額報酬について三越伊勢丹HDの石塚邦雄社長(三越社長を兼務)は20%、伊勢丹の大西洋社長は10%を減額する。