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三越伊勢丹、丸井今井のスポンサーに決定、北海道最大手を傘下に

 民事再生手続き中の北海道の最大手百貨店、丸井今井は4月30日、再建支援企業(スポンサー)を三越伊勢丹ホールディングスに決めたと発表した。同社は今年1月29日に民事再生法の適用を申請、その後高島屋と三越伊勢丹がスポンサー候補として名乗りを上げ、4月15日にそれぞれの再建案を丸井今井側に提出していた。当初は丸井今井のグループ4店舗の存続を前提に再建案を作成した高島屋が有利と見られていたが、資産買い取り額で上回った三越伊勢丹に最終決定した。

 三越伊勢丹の再建案に基づいて、丸井今井は札幌本店と函館店の2店体制で再建を図る。旭川店については今後3-4ヵ月で閉鎖する。別会社の北海道丸井今井が運営する室蘭店は従来の計画通り来年1月まで営業を継続した上で、存廃を決定する。

 丸井今井のグループ4店舗の売上高は約750億円となっている。