【イオン子会社】ミニストップとMV東海・東北、揃って増益に
イオン本体に先駆けて発表されたミニストップ、マックスバリュ(MV)東海、MV東北の2010年3~11月期決算は揃って営業増益となった。
ミニストップの営業収入(加盟店収入と直営店売上高の合計)は4.2%増の864億円、既存店ベースの売上高は1.1%のマイナスだったが、地域子会社エムエス九州(137店舗)の合併効果もあって販売管理費が2.4%減り、営業利益は前年同期比ほぼ2倍の65億円に伸びた。11年2月期通期では71億円(前期比74.9%増)を見込む。
食品スーパーのMV東海は6店舗を新設した効果で売上高は10.0%増の1148億円となり、既存店ベースでも0.3%のプラスと増収を確保、営業利益は31.1%増えて27億円となった。通期では売上高1550億円(10.0%増)、営業利益38億円(5.4%増)を見込む。
また、MV東北の営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は0.5%増と前年並みの678億円だったが、販売管理費の削減効果で前年同期に損益とんとんだった営業利益は3億円の黒字となった。通期では営業収益880億円(2.2%減)、営業利益7億円(約1.4倍)となる見通し。