しまむら、秋冬物を値上げ=原材料高騰で3~4%
衣料品販売大手しまむらの鈴木誠社長は4日、決算に合わせて電話で記者会見し、足元の原材料価格の高騰や円安進行を受け、今年の秋冬商品の一部を値上げする考えを示した。上げ幅は商品の平均単価で3~4%程度。鈴木社長は「これだけ急激に上げるのは過去を振り返ってもなかった」と語った。
一方、店頭で現在販売する今年の春夏商品に関しては「おおむね半年前に材料の手当てや為替の予約をしているので、それほど影響は出ない」と説明した。
しまむらが同日発表した2022年2月期連結決算は、売上高が前期比7.6%増の5836億円、純利益は35.4%増の354億円だった。自主企画のプライベートブランド(PB)などが好調で、それぞれ過去最高を更新した。