2月外食売上高4.8%増=コロナ禍前に及ばず―フードサービス協会
日本フードサービス協会が25日発表した2月の外食産業売上高(新規店を含む全店ベース)は、前年同月比4.8%増と3カ月連続のプラスだった。前年は新型コロナウイルス対策で緊急事態宣言下にあり、大幅に落ち込んでいたため。ただ、コロナ禍前の2019年2月比では15.5%減と低迷が続いている。
ハンバーガー店や牛丼店などのファストフードが7.1%増。持ち帰り需要を取り込み、19年比でも5.1%増と好調ぶりが際立つ。
パブ・居酒屋は前年に厳しい営業自粛があった反動で8.8%増。しかし、19年比は77.3%減とコロナ禍前の水準には遠い。
3月は下旬にまん延防止等重点措置が解除されたことに伴い、「(客足が)上向き傾向にある」(協会担当者)という。