フード&ドラッグ強さと死角
進化と出店が止まらない!
近年の国内小売市場において、存在感を大きくし続けているフード&ドラッグ業態。食品の品揃えを強化し価格訴求することで集客を図り、粗利益率の高いヘルス&ビューティケア商材によって収益を確保するというのが基本的なビジネスモデルだ。
コロナ禍や昨今のインフレという状況下においても、ワンストップショッピングの利便性や、食品を中心とした価格の安さが消費者の支持を獲得。小商圏型フォーマットならではの積極的な高速出店も相まって、各社の業績も伸長が続いている。
しかし、その“爆速成長”の先には不安要素も見え隠れする。フード&ドラッグ業態の最新戦略と今後の課題、そして競合する食品小売がとるべき対策を明らかにする。