三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹は、スマートフォン(スマホ)アプリとEC(インターネット通販)サイトを刷新し、6月9日からサービスを始めた。オンラインで店舗の販売員に商品などの相談ができる接客機能などを追加した。
三越と伊勢丹で別々だったアプリを統合、「三越伊勢丹アプリ」としてリニューアルした。ショッピング機能を追加し、特集記事や電子クーポンなども配信する。
ECサイト「三越伊勢丹オンラインストア」は、リニューアルによってパソコンやタブレットでもスマホと同じように使えるようデザインを統一した。三越伊勢丹グループの店舗情報や記事、ランキング、キャンペーンなどの情報が閲覧可能となり、同グループのポータルサイト的な位置づけとなった。同サイトではサイズや色違いを含めて約10万品目の商品を販売する。
オンライン接客は、伊勢丹新宿店の一部の売り場から試験的にスタートした。同店の販売員が対話アプリ「LINE」のチャット機能やウェブ会議システムの「ZOOM」を使って顧客の相談に応じる。ZOOMでの接客はチャットで予約する。接客時間は最大で40分を想定する。接客終了後、商品を気に入ったらそのままオンラインで購入できる。
ZOOM接客はベビー・子ども用品売り場のランドセル販売担当者が始めた。小学校受験用の洋服選びや出産祝いなど他の商品カテゴリーでも今後、順次開始する予定だ。