中国発「独身の日」が東南アジアでも活況に 日本企業の戦略どう変わる?
コロナ禍でも大盛況の「独身の日」流通総額は大手2社で12兆円超!
11月11日、今年も中国最大のECの祭典である「独身の日」(正式名:天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル)が開催された。今年は新型コロナウイルス(コロナ)禍での消費低迷を懸念する声もあったが、巣ごもり需要の取り込みや、海外旅行を断念した中間層を中心に海外ブランドの“オンライン爆買い”を呼び込むなどの戦略が成功。蓋を開ければ過去最高の流通取引総額(GMV)を更新するほどの活況を呈した。
アリババとJD.comだけでGMVは12兆円超え

アリババ(Alibaba)が公表した今年の独身の日に関する確定数値を確認しておくと、開催規模としては3万1000の海外ブランドを含む25万以上(昨年は約20万)のブランドが出品され、8億人以上(同約5億人)の消費者が参加する過去最大のものとなった。
最も注目されるG M Vは、
チャイナ&アジアトレンド の新着記事
-
2025/12/04
中国の「ラッキンコーヒー」、満を持してのNY進出も苦戦のワケ -
2025/11/05
中国でも主流に?アリババがタッチ決済で描くシェア拡大戦略 -
2025/10/04
「ラブブ」の大ヒットに沸くも毎日が正念場? 中国玩具メーカーの“憂鬱” -
2025/09/04
中国でも増殖する小型スーパー 競争の軸は「30分配達」 -
2025/07/19
EC プラットフォーマーとお客を取り合う!? 中国で進む 買物の“ AI 化” -
2025/06/20
EC特有の不良在庫リスクを削減! 中国EC大手・京東が描く「再商品化」の新スキームとは?
この連載の一覧はこちら [58記事]
関連記事ランキング
- 2025-09-23意外にも台北初出店!ロピア台湾6店舗目「ららぽーと南港店」の売場をレポート
- 2020-07-21インド企業の海外アマゾンサイトでの販売が20億ドル突破
- 2021-10-07パンデミック期間に7000万人がデジタル化した東南アジア その劇的な“変化 ”とは




前の記事
