富士通とイオンモール、多目的トイレ見守りで実証実験=体調不良や長時間利用検知
富士通とイオンモールは29日、イオンモール太田(群馬県太田市)で、多目的トイレで体調不良者や長時間利用する人を検出する実証実験を行うと発表した。プライバシーを確保しながら、必要なときに安心して使える環境を整える狙い。8月1日から来年1月末まで行う。
対象物との距離検出などに使われる「ミリ波レーダー」を館内の多目的トイレ2カ所に設置。データを即時に人工知能(AI)で分析し、長時間利用などを検出する。分析に用いるのはセンサー照射で取得できる点群データで、映像は含まない。
富士通は2025年3月までに、国内で同技術を活用した見守りサービスの事業化を目指す。