「国際ガーデンEXPO」「農業Week」「道工具・作業用品EXPO」開催!注目の商品13 アイテムを紹介
2019年10月9〜11日、「国際ガーデンEXPO(第13回)」が、「農業Week(第9回)」「道工具・作業用品EXPO(第9回)」と併設するかたちで、千葉の幕張メッセにて開催された。来場者数は3日間で3万9894人(重複なしで計算)と4万人に迫る盛況だった。会場で見つけた注目商品を紹介する。
園芸資材編
住友化学園芸は、家庭園芸業界で登録された農薬として初となる、粒状タイプの殺虫殺菌剤「ベニカXⓇガード粒剤」を2020年1月に発売する(写真1)。土にばらまくだけで病気の予防と害虫退治ができる。19年に会社設立50年を迎えた同社が、記念商品として発売した「ベニカXネクストⓇスプレー」に続く第2弾。他、「マイガーデンⓇ粒状肥料」「同液体肥料」も発売する。
ハイポネックス ジャパンは、バイオスティミュラント資材「ストレスブロック」を20年2月に発売する(写真2)。バイオスティミュラントとは、植物に対する非生物的ストレスを制御することで植物のダメージを軽減し、健全な植物を提供する新しい技術で、近年、ヨーロッパなどを中心に世界中で注目を浴びている新しい農業資材カテゴリーだ。同商品は、肥料成分とミネラルのほか、フルボ酸、アミノ酸、ベタイン、多糖類、ビタミンなどを含む。
アース製薬は、食品原料が99 ・9%の農薬「ロハピ」を20年1月に発売する(写真3)。商品名の「ロハピ」はロハスとハッピーを掛け合わせた。アオムシ、アブラムシなどの主な害虫やうどんこ病に加えて、バラの重要病害虫チュウレンジハバチと黒星病にも効く。
フマキラーは、不快害虫用毒餌剤「カダンⓇお庭の虫キラー誘因殺虫剤8個入り(容器タイプ)」を来春に向けて発売する(写真4)。2m間隔で剤を置くだけ。50種類以上の害虫に効き、容器入りなので雨にも強く1カ月効果が続くのが特徴。既存の粒剤もリニューアル発売する。
レインボー薬品は、アンプル剤「レインボーフラワー Wアンプル」を発売する(写真5)。鉢花の活力剤と切り花の花延命剤の両方の機能を持ち合わせているのが特徴。
道工具・作業用品編
作業用手袋・作業用長靴のアトムは、スニーカーソールを採用したワークブーツ「カルックス ソフトフィーリング」を提案(写真6)。アッパー部分は防水性に優れた合成ゴム素材を使用、軽くて足にフィットする。またエアークッション入りのソールは疲れにくく歩きやすさ抜群。農業やガーデニング、タウンユースなどファッション性と機能性を兼ね備えた新タイプのブーツだ。
丸五は、デザイン性の優れた作業用シューズ「マンダムニット」を提案した(写真7)。来年に向けて、エヴァンゲリオンの世界観を取り入れたファッショナブルなワークブランド「A・T・FIELD」とコラボしたシューズを発売する予定。
高儀は、「土づくり、植え付け、対策、収穫」の菜園ライフの4つの工程それぞれに応じた商品シリーズ「畑サイクル」を提案した(写真8)。鍬、スコップ、鋏、鎌、収穫バッグなどを1つのブランドのもとにラインアップして、菜園作業をサポートする。
ムサシは「充電式 ポールバリカン18V」を発売する(写真9)。1・8~3・1mまで伸縮。重量が2・7㎏と軽量でかつ、重心が中央でバランスに優れている。パワーアップして使用時間60分、最大切断径が16㎜まで刈り込みができる。
工機ホールディングスは、チップソーBLACKシリーズから「スーパーチップソー黒鯱」を提案(写真10 )。フッ素コーティングと特殊チップで、従来品より切れ味約40%、長切れ約80%向上させた。
ハスクバーナ・ゼノアは「ロボット芝刈機」を展示(写真11)。今は、主に自治体やゴルフ場などで使用されているが、今後は幅広く利用されると思われる。ホームセンターでも取り扱いをしていきたい商品だ。
オカネツ工業は、カルチベータ「dcs2」を提案( 写真12)。オートバイをイメージした外観デザインで、硬い地面での跳ね上がりを抑え、耕運時の作業振動やエンジン振動を低減し、安定した作業ができる。
ナカトミは、カセットガスで発電するインバータ発電機「DREAM POWER0・6kVA」を提案した(写真13)。発電機は、災害時やレジャーのほかに、インバーター式のためパソコンや携帯電話にも使えるので、さまざまな生活用途に使えて便利だ。